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(2) 平滑化の効果

 

表5.2−1より到着時に車内混雑度200%で、乗車人数が21人である4両目の「乗降時分+駅調整時分」が37秒で最長となっており、これによって停車時分は37秒となっている。また表5.2−2より4両目の「乗降時分+駅調整時分」が30秒、5両目の「乗降時分+駅調整時分」が30秒で最長となっており、これによって停車時分は30秒となっている。
図5.2−3は8:15〜8:30の時間帯で、一例として8時29分着列車の4両目に乗車する予定であった乗車客10人を車内混雑度が180%で乗車人数が9人である5両目に移動すると仮定した場合の停車時分推移のシミュレーション最終結果画面である。
図5.2−3より、4両目の「乗降時分+駅調整時分」は30秒まで短縮され、10車両中最長となりこれが停車時分となった。従って乗車客の隣の車両への移動によって停車時分が7秒短縮可能であると考えられる。

 

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図5.2−3 乗車客分散時のシミュレーション最終結果画面

 

 

 

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